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新着情報

6月5日 イ草の産地 契約農家訪問 (2017年06月05日)

毎年6月上旬には熊本県八代市の1件のイ草農家を訪問しております。

この農家とのお付き合いも10年以上になり、私が希望している畳表の生産をしていただいております。畳業界では無染土(むせんど)と呼んでいます特殊な畳表の生産をこの農家は手掛けております。その出来栄えも他のイ草農家を凌駕するほど、この特殊な無染土表の生産はイ草農家にとりましてもなかなか難しく手掛ける農家は数件のみ。

吉田畳店契約圃場で記念撮影、今年はこの時期の湿度が低くイ草の延びが芳しくないなかマイ田んぼの生育状況は嬉しいことに昨年以上のようです。

長靴を履いて 田んぼの中で記念撮影

 

 

昨年刈り取られたイ草を抱えての撮影、とても良い香りです。この香りがお届け出来ないのが残念ですがこの畳表を使って畳表替えをしていただければ分かります。

5月19日  ニッポンの和室 (2017年05月19日)

長いお付き合いのお客様より畳表替えの依頼を受けました。
このお客様とは私の親父の頃より40年以上のお付き合いになり、新築の際にも当店が畳を施工させていただきました。純和風の作り、手入れの行き届いた和風庭園を囲むように和室が配置されおり、部屋から見るその庭も趣がありなかなか素敵です。さて、今回はその庭を望む和室の畳表替えです。施主様のご要望でその際にダニ防止のシートをお入れしました。

5月11日 畳表の裏返し (2017年05月11日)

 「畳の裏返しくらい素人の俺にもできる!」
  と豪語された方が居られました。たぶん裏返しの意味を畳を引き上げただ単にひっくり返して敷き直す事と想像されての言葉だろうと思われます。
 ついでに、このようなお電話です。
「あのー、畳の裏返しをしようと畳を持ち上げて見たら、裏に畳のゴザが付いてないんです、この畳って裏返しできない畳ですか」
 決してこの二つの事は笑える内容ではございません。私達畳店がきちんと説明していなかった結果なのです。
さて、前置きが長くなりましたが、本日はその畳表の裏返しの事でございます。
6年前に畳表を替えたお客様よりその畳の裏返しの依頼が来ました。畳表は表面が汚れたり、ささくれが目立つようになった場合に一旦その畳表をはずしてその畳表の裏面を表面にして再度畳縁を付けて直します。簡単に言いますと 畳表は リバーシブル で利用できます。但し一度限りでございます。

  施工前の畳の様子              

    

 

 畳表の裏返し施工後

 

では実際の施工の様子をご覧ください。

こちらをクリック https://www.youtube.com/watch?v=EFGlkQY1auM&t=3s

5月5日 神社へ新しい畳を納品 (2017年05月05日)

私どものお客様が氏子総代を務めます神社の畳の入れ替えを行いました。地域の小さな神社ですので予算不足でもお祭り前に何とか本殿を直さなくてはなりません。当店の多くのお客様もその神社の氏子ですので今回は神社へ寄付も兼て通常の半額で畳の入れ替えをお請けしました。当初は予算面から通常のイ草の畳を検討されていたようですが、神社特有の木立の中ですのでカビの心配があり工業系畳表を使うことになりました。

 

 

4月27日 畳店ショウルームお披露目 (2017年04月27日)

予てより準備しておりました吉田畳店ショウルームが完成いたしました。6年前の大震災で壊滅状態になりましたが余暇時間を見つけてはコツコツと試行錯誤しながら進めてまいりました。展示内容は畳縁、それを使ったミニ畳の展示。畳表の種類、最近人気急上昇中の縁無し畳のシュミレーションコーナー。

  

通りから見た店内の様子はこちらです。

4月8日 極薄々畳 (2017年04月08日)

畳の厚さってご存知でしょうか? 一般的な畳の厚みは約60mmでございます。最近では建築様コスト削減によりその厚みもさまざまのようになりました。本日の作業は極薄い畳製作でした。その厚みがなんと15mm、畳床はたった10mm 一昔前でしたらとても考えられない薄さでございます。通常の作業工程よりひと手間二手間かかってしまいます。また最近の畳製造機器の発達によりこの様な薄い畳の製作も可能となったことも事実でございます。

4月1日 公営住宅退去に伴う畳 襖 障子張替 (2017年04月01日)

年度末の3月、2月頃より受注数が普段の月より増えております公営住宅退去の畳襖の張り替えです。当店では退去に伴う工事、畳 襖 障子はもちろんクロスの貼り替えに加えハウスクリーニングも提供しております。このハウスクリーニングは市町村で対応がわかれますがハウスクリーニングを行わなくてはならない場合がございます。今回退去工事を一括でお受けしました公営住宅ですが和室が3部屋もちろん襖、障子の枚数もかなり多くなりました。今回は市の担当者と依頼主様それと当店で立ち合い全て完了で市へ返還も終了致しました。

 

3月2日 畳表替えと同時に殺菌乾燥 (2017年03月02日)

 お付き合いの長いアパートのオーナーより畳表替えの依頼があり、現場打ち合わせをしながら畳床状況を見ようと畳を引き上げました。床板はかなり水分を含んだ状態でもちろん畳床も危機的な状況です。オーナーさんと作業工程を説明しながら畳の殺菌乾燥をすることに決まりました。オーナーさんの説明によれば、退去者も長年住んでいたそうで畳の上には上敷きの重ね敷きだったそうです。

畳の殺菌乾燥は畳専用の大型乾燥機の炉で2時間以上かけて畳床の芯まで乾かしそれと同時にダニなどの雑菌も駆除します。

通常の畳表替えと同時に殺菌乾燥を希望されるお客様が増えてきています。また、殺菌乾燥のみを希望されるお客様もおられます。

畳表替え + 畳殺菌乾燥 の場合 1帖¥1,000

殺菌乾燥のみの場合 1帖 ¥2,000 

2月16日 黄金の和室 気分は太閤殿下 (2017年02月16日)

 従業員の休憩所にとその会社の社長さんが中古プレハブを建てました。徐々に建物が出来てくるとその社長さん何を思ったのか 

「ここの部分は金箔に見える壁紙を貼ってよ」 と注文してきました。当初はローコストで良いからね、と始まった休憩所作りもだんだんとコストがかさんできました。最終的には 「やっぱり畳だよ」 とフローリングの予定から急きょ畳に変りました。当店にとりましては嬉しいことです。社長さん、ありがとうございます。さて、その会社の作業員のお一人が完成した休憩所を見るなり

「悪代官と越後屋が出てきそうな和室だなあ」 上手い、 おーい山田君、座布団。

2月7日 畳表産地を訪ねて (2017年02月07日)

1月27,28の両日、畳表の産地、熊本県八代市に行ってまいりました。当店と長いお付き合いのイ草農家を定期的に訪問しては作付状況、イ草の生育状況などつぶさに視察してきます。当店で使用する畳表の40%をこの契約農家より直接仕入れてコストダウンに努めて、さらに他には無い特殊な畳表をエンドユザーの皆様へ供給しております。その特殊な畳表とは伝統的な技法でイ草の乾燥、畳表の織りなど畳表の要「イ草」へのこだわりをもっております。

 農家さんとイ草の束間に記念撮影、

しかし、本当にいい香りがしますね。まるで抹茶のような香り。いいなあ。

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