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3月18日 畳を替えて大はしゃぎ (2016年03月18日)
お得意様が出産を前に畳の表替えをしました。出産予定より早めに畳を替えをしたいという希望から電話頂いた翌日の本日畳替えでした。外気温もかなり高くなり過ごしやすい穏やかな一日です。このお部屋はメターモジュールの為に広く、畳のサイズも一般の畳に比べ巾で12cm広い畳です。
納品を終えたお部屋では二人のお子さんが大はしゃぎしては畳に寝そべっておりました。
3月12日 丸い畳 吉田畳店オリジナル (2016年03月12日)
通常写真の丸い畳は当店をご利用頂いたお客様への粗品として差し上げておりますが、嬉しい事に時折売って下さいとメールや電話を頂きます。本日のお客様はわざわざ工場へお越しいただきお買い上げいただきました。この丸い畳には2つのタイプがございます、普段粗品とし差し上げているタイプは表面の畳表には天然のイ草を使用して製作しております。それとは別のタイプは工業系の和紙を主原料にしてつくられた畳表を使用して製作します。そのお客様は和紙タイプをお選びになりました。その方の友人のご主人が亡くなられ祭壇両脇の花瓶敷きに差し上げるとおっしゃりました。
写真の上段の丸い畳は天然のイ草仕様 下段が和紙仕様です。この和紙の畳表の特徴が変色しにくく耐摩耗性に強いことです。
3月1日 新築内覧会 (2016年03月01日)
お付き合い先の工務店が新築の内覧会を行いましたのでちょっとだけお知らせします。この和風モダンの言葉が似合う新築の家には6帖の和室が設けられております。その6帖間へは今人気の縁無し半畳を納品いたしました。
無垢の檜をふんだんに使用した家の中は檜の香りが広がり、もちろん和室には熊本産イ草の良い香りが広がっております。
2月19日 ふすま張り (2016年02月19日)
畳工場の一角は襖、障子の張り替え工房です。本日は市営住宅の襖の張替の作業が続いております。これが終わると障子の張り換え作業が始まります。一般の方は襖張り替えなどで全面に糊を付けると思っておりますが実はふすま紙の周り数センチだけに糊を付け、その中はほとんど水に近い極薄い糊をつけてから張出ます。以外と知られていない事です。写真の職人は只今周りに濃い糊を付けている最中です。その後襖に張りつける作業にとりかかります。
ちょっと耳学問 ふすまを はりかえる の漢字はさてどちらでしょうか
1 張り替える
2 貼り替える
答えは 1番の 張り替える です。この張りはピーンと張るの意味で襖は周りだけ糊を付け紙を引っ張るような状態だからです。知らなかったなあ、
2月12日 畳のシュミレーション (2016年02月12日)
以前より仕事の合間に製作していましたヘリ無しミニ畳ですがようやくお披露目できるまで製作が進みました。まだまだ製作途中の物もありますがここでお披露目いたします。これらのミニ畳はあるお客様の一言から製作をする事になりました。それと言いますのも、「色見本だけではイメージ出来ないですね」と。それならばミニサイズのへり無し畳を製作してお客様自身でシュミレーションして頂こうと一代決心でございます。昨年後半より実際の製作過程で余った資材を取り置きしていましたがまだまだ数種類の色が揃っておりませんが資材がそろい次第製作にかかります。ではちょっとだけ並べてみました。
2月3 畳表の産地視察 (2016年02月03日)
当店の契約栽培農家さんの畳表工場を訪問しました。工場内には所狭しと畳表の織機が何台も置かれ畳表が織られておりました。
その内の1台では当店専用の畳表が織られており、今まさに畳表に織られる直前のイ草を見せて頂きました。その長さも私の背縦程伸びており、最高ランクの畳表に仕上がると説明して頂きました。それにしてもイ草って本当に良い香りがしますね。ちょっとだけ癒されました。尚今織っています畳表は3月に当店に入荷予定です。それまでもうしばらくお待ちください。いやー、それにしても良いイ草でした。 私が抱えているイ草の束が最高ランクです。色、艶、香り 3拍子揃った傑作。
1月25日 イ草の里を訪ねて 熊本八代市 (2016年01月25日)
当店で扱う畳表の80%は本場熊本産の畳表それらの中でも60%は当店と契約栽培をしている農家より直接仕入れです。
毎年1、7月の2回現地を訪問してイ草の生育状況を見て回るようにしております。ことしも1月22、23日の両日イ草農家をお伺いしてイ草の生育状況を確認してきました。特に今年は新新種のイ草を植えつけましたのでいつもよりも増して念入りに生育状況を農家より説明を受けました。刈取り時期の7月訪問が楽しみにですね。
1月18日 動かない障子戸を外す。 (2016年01月18日)
障子の張替を希望されていましたお客様、そのお客様が一つ抱えている不安が有りました。その不安とは 建物が先の震災で少し傾き建具自体が全く動きません そのような障子の張替ができるのか。 私どもではその様な状況のお客様のお仕事を数多くさせて頂いておりますので、「 どうぞお任せ下さい 」とお伝えしました。 では、どの様に作業するのか写真でご説明いたします。 作業はいたって簡単なんですよ。専用のジャッキで広げるだけ。そして、建具の高さ調整をして障子の張替を済ませ、納品でございます。
1月14日 お客様の声 (2016年01月14日)
近年、企業などの広告やホームページ上でその製品やサービスなどに対するお客様の生の意見を見ることが多くなりました。
やはり実際のお客様の意見を製品やサービスに取り入れようとした動きなのでしょうか。
さて、当店でもこのお客様を大切にしております。生産者と一般ユーザーとの考え方の隔たりを少しでも少なくしなくてはならない時代ですね
また、業界では常識な事柄で一般の方からすれば非常識な事柄って多くあるのも事実でございます。
あれは何時だったか 一本の電話です 「 畳の裏替えをしようと思い畳を持ち上げて見たら、畳の裏に畳表のゴザが付いていません 」
「 これは裏返しができない畳なんですか 」 決して笑えないお話ではございません。
1月7日 畳にとある秘密の仕掛け (2016年01月07日)
畳屋の私どもが時々「畳を持ち上げる時どうするんだろう」って考えることが時があります。お部屋に敷き詰められた畳、その最初に引き上げる際には専用の工具を用いて引き揚げます。
では一般の方はどうやって引き上げるんでしょうか。良く聞くのは「ドライバーを畳の間に差し込みます」と。
この度のお仕事でお客様より特別な依頼が「囲炉裏の蓋の半畳畳に紐を表面に付けて」。一瞬戸惑いましたが 「あっ、この方法なら」と思い付きました。畳糸を縒り合せ目立たないように収納できます。もちろんお客様には大満足いただけました。