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12月4日 畳のリフォーム (2016年12月04日)
畳のリフォームって何だろう、はて?
長いお付き合いのお客様より「既存の畳をヘリなし畳に出来ませんか?」との相談がありました。もちろん出来ますのでお請けいたしました。
その際に畳表は何を使用するかそれぞれの利点や弱点を説明しましたところ、和紙タイプにするか、天然のイ草にするか熟慮の末に樹脂に決まりました。
朝お客様よりお預かりした畳は一旦工場へ搬入し午後には納品完了でした。
11月11日 足ざわりの堅い畳にクッション材を入れる (2016年11月11日)
畳表替えを依頼されたお客様がこの様な事を言っておりました。
「何かこの畳って板の様に堅いんですよ」
実は私もお客様のお部屋に入り畳を踏み込んだところちょっと違和感を覚えましたので、お客様へちょっとした提案をしました。
それは畳床の上にクッション材を入れますと少しですが足あたりが柔らかくなりますので如何でしょうか。
お客様は是非にとおっしゃりましたので本日の畳表替えに写真のようなちょっと分厚いクッション材をいれながら畳表を替えました。
そして、敷き込まれた畳を踏み込みその感触を確かめながらお客様は 「あっ、柔らかい」
9月20日 ヘリ無し畳の表替え (2016年09月20日)
人気絶大のヘリ無し畳の表替えを希望されたお客様、新築より10年が経ちヘリなし畳の痛みが目立つようになりました。施主様はこの際だから天然イ草から工業系和紙表を使ったヘリ無し畳表替えを希望されました。ヘリ無しと言うと半畳サイズが一般的ですが今回の畳表替えは1帖サイズです。使用しました畳表の色は灰桜と人気色、上品な仕上がりに施主様も大喜びでした。
9月14日 お寺の畳 (2016年09月14日)
長いお付き合いのとあるお寺、この度は本堂内の半畳の畳表を替えました。写真のように特別な畳縁を使用しての畳表替えですが実際には畳の紋縁の加工に大半の時間がかかりました。施工前は四隅の紋が噛み合っておりませんでしたので、今回はその四隅の加工注意しながらの施工となりました。
8月16日 畳のショールーム (2016年08月16日)
畳へりの見本展示
畳表の展示 新しい畳表の数年後の色の変化を確認できます
天然イ草の畳表に代わり最近人気がたかまっています工業系の畳
吉田畳店事務所内の一角に小スペースながら畳のショールームを開設いたしております。
実際にお客様が畳の縁や畳表を見て選んで頂けるようにしております。また、最近話題のヘリなし半畳敷のシュミレーションを
体験出来るように多数のミニサイズのヘリなしの畳をご用意しております。
ミニヘリなし畳のシュミレーションが出来ます
変ったヘリなし畳の展示
ショールーム全景
7月3日 集会所へ畳の納品 (2016年07月03日)
紹介所へ畳の納品、それもヘリ無し半畳サイズです。集会所の和室の広さは通常畳の18畳、半畳サイズですと36枚になります。 畳の敷き込みは最初に角からそして周りに次々に入れて行きそれが終わると中心部の畳を入れていきます。中心部の畳は全て同じサイズで作られておりますので、ドンドン入れて行きます。最後の1枚を入れ終わると 「やった!」 「終わったぞ!」 まるでジグソーパズルを連想してしましますね。
6月27日 リビングの畳の張り替え (2016年06月27日)
新築から10年以上が経ち畳もかなり傷みが進み、畳表のササクレが衣服にくっ付くようになりました。広いリビングの一角に和のコーナーに畳が4,5帖。朝お客様よりお預かりした畳はその日の内にお届けしました。イ草の香りが広いリビングに広がり、「大きく深呼吸したいです」とご主人には喜んで頂きました。
それとは別にお風呂の出入り口の床のシミの相談を受けまして急きょ床の張り替え工事も同時進行でした。
6月5日 イ草産地(熊本県八代市)を訪ねて (2016年06月05日)
毎年この時期には定期的に熊本県八代市のイ草農家を訪問しております。今年も6月3,4日の両日お伺いしてきました。昨年11月に植えつけられたイ草も順調に生育しておりますので一安心です。写真のイ草の畑は90アールの広さでこのイ草畑が当店の契約栽培の畑になります。来月初旬に刈り取りが行われる予定ですが刈取りのお手伝いお伺いできないのが残念でなりません。
5月28日 畳の下に防虫シート (2016年05月28日)
一頃は畳を敷く際に新聞紙を敷いたものでしたがでは何故畳の下の新聞紙を敷いたのでしょうか。
ある人が言うのには、床したから冷たい風がくるのを防ぐ為に敷いた。またある人は、害虫防止のために。諸説いろいろ言われていますが、まず防虫効果は全くありません。かなり以前の新聞の印刷には油性インクを使用していたために防虫効果がみられましたが、今では新聞印刷はカーボンが使われる為にその効果は望めません。では風よけ効果は、床板の隙間から吹き上げる冷たい風よけには有効です。
本日のお客様へ畳を納品する際に畳の下へ畳専用の防虫シートを敷き込みました。現代の建物は高断熱高気密化されていますので風よけを考えることは必要ありませんが逆に害虫にとっても住みやすい環境でもあります。
5月18日 畳表の保管 (2016年05月18日)
畳屋さんにとってこれからの季節は畳表の管理を厳重にしなくてはなりません。それと言いますのも間もなく梅雨を迎えますので高温多湿になりがちです。大切な畳表をそのような環境下もできっちり管理して保管しなくてはなりません。本日の畳表の保管庫の湿度が50%を超えましたので除湿器を稼働させました。これから毎日湿度計のチェックが欠かせません。
国産の主な畳表産地は熊本県八代市でございます。既にご存じのことでしょうが熊本地震の震源地に近い所ですが生産者は既に事業を再開しておりますので畳表の供給体制は維持されておりますが、ここ数日で畳表の価格が急騰しているそうです。でもご安心下さい、当店で使用する畳表は春先に既に確保しております。