HOME > 畳のお話し
5月17日 立つ鳥跡を濁さず (2024年05月17日)
ホームページ経由からお仕事の依頼を頂きました。公営住宅退去による原状回復工事となり、その内容は長年住まわれた公営住宅の室内の汚れや痛みの修理、勿論畳襖障子等の張替えも含まれます。タイトルの通り引っ越しに際し入居前のように綺麗に戻してから引き渡したいと施主の希望でした。
4月30日 地域の守り神 (2024年04月30日)
当店のお客様が多く暮らす集落、その集落の守り神である神社の畳表替えを行いました。神社自体も建てられてから相当年数が経ち痛みも至る所に見受けられます。その神社の畳事体も古く入れ替えを検討されましたが予算のめどがたたず今回は修理しながらの畳表替えと決まりました。使用する畳表は天然イ草表ではなくメンテナスを考慮して樹脂製畳表を使用。引き取り納品の際は狭い参道、長い石段の為に地元の方の協力を頂きました。
4月9日 傷んだ畳の修復 (2024年04月09日)
それは1本の電話からでした。「畳が腐っちゃったんで入れ替えて下さい」という内容でしたので急ぎお客様のお宅へ。このお客様とは10年程前に大規模な和室リフォームをさせて頂いた方です。早速その傷んだ畳の部屋へ案内されるとそこは2階の8畳間、見るからに酷いのが判りました。2階と言うことは畳床は乾燥していることが予想されましたので一旦畳を持ち上げて見ると、畳床には問題が無いことが判りましたので修復すれば使えますとお伝えしました。それではその修復の様子をご覧ください。
見るからに酷いです。カビの匂いが鼻をつく
匂い防止用に炭シートを入れます。
4月4日 老人ケアハウスリフォーム工事終了 (2024年04月04日)
今年1月にお見積り、3月上旬に工事決定、そして3月末に工事を完了することができました。この施設の内装リフォーム工事に入るのは2度目ですので施設側の希望も把握できておりますが、コロナ禍が一服したと言え館内での外部の人間の往来は制限されております。ワンルームタイプの施設内のクロス貼替、畳の入れ替えを1日だけで完了させると言う事でクロス職人には少々ハードな内容でしたが頑張って頂きました。
3月28日 イグサの香り (2024年03月28日)
畳の部屋、歩くとベコベコと畳が下がるんです。とお電話頂きお伺いしました。あれやこれやとその原因を想像させながら営業車両を運転すること30分。そのお宅に到着、さっそくそのお部屋へ案内され最初の一歩でその原因は判りました。畳下の床板が原因で、畳を持ち上げて見ると長年の湿気で天然の松板が腐敗状態でした。もちろん畳床の傷みの激しく床板と畳の総入れ替え工事となりました。施工当日、工務店の床板張替えと畳の入れ替え、更に障子のい張替えも同時進行。一日だけの和室リフォーム工事終了です。
3月17日 障子の張替 (2024年03月17日)
初めてお伺いするお客様。幾分緊張しながら玄関に設置してあるボタンを押す。
ところが、そのお客様は私の後より「畳屋さんですか」と声を掛けてきました。
その後家の中へ案内されお見積りを行いました。そのお客様が言うには
「娘が嫁いた先の障子を張ったのが綺麗だったのでお宅へお願いしました」
と嬉しい言葉を頂きました。さて障子の張替は大小合わせて28本になりました。
2月25日 たたみコースター製作 (2024年02月25日)
以前より考案中のたたみコースターを時間的に余裕が有るこの時期に製作してみましたがこれが意外に難題でした。何度も何度も挑戦しても上手く出来ず、もう投げ出したい位ですが試作100回以上繰り返すとどうにか形になってきました。ショールームスペースのリニュアルを兼ねたたみコースターを展示してみました。
2月7日 畳表の農家を訪ねて 熊本県八代市 (2024年02月07日)
毎年この時期になりますと熊本県八代市のイ草農家を視察しております。初めてこの地を訪れたのは20年前のことです、見渡す限りイ草の田んぼが広がりそれは見る人の爽快感を掻き立て思わず「 すごーい 」と口にしたものでした。ところが年を追うごとにイ草の生産農家の減少に拍車がかかり今では当時の三分の一にまで減少してきております。その様な状況下、畳表の確が急務ですので優良農家を訪問今年の使用畳表のほぼ80%を確保をしてきました。
1月15日 工業系畳表の弱点 (2024年01月15日)
色褪せが無く丈夫な畳表を一般消費者は求める傾向にあります。そのようなニーズに答え大手化学メーカーより発売されているのが完全な樹脂畳表、それとは別に心材に和紙を使用し樹脂コーティングした和紙系の畳表。この2種類の畳表のシェアが伸びているのが実情です。さて、昨年の事ですが長いお付き合いのお客様が選んだのが和紙系の畳表、仏間の畳表を替えて3か月が過ぎた頃お電話が入りお伺いしてその畳を見て驚きました。丈夫な畳表がささくれ立っておりました。正直驚きましてメーカーに問い合わせしたところ「強力な吸引力の掃除機と回転ブラシヘッドが原因の一つです」との回答でした。意外な弱点に驚きましたがメーカーの資材提供により無償で張替えを行いました。
レースの下げ替え (2023年12月11日)
当店で扱う商品ラインナップは年を追うごとに増えております。
どれもお客様のニーズにより取り扱うようになり、畳屋さんのイメージから
想像も付かない商品も取り扱うようになってきました。
今回ご紹介するのは襖の張替えを希望されたお役様と打合せの中で
痛み出したレースの相談を受けて採寸、お見積りとご注文に至りました。