HOME > 畳のお話し
大地震からの復旧工事が終了しました。 (2023年11月04日)
12年前の大震災、その後も大きな地震に集会所も大きな損傷に見舞われ建物を取り壊す計画が策定されました。しかし地元の強い要望に大規模修繕を行うことになり予算が付きようやく工事が行われました。当初は当店は畳工事のみを請け負う予定がでしが工事が始まるとクロス、カーテン、床工事と次々と増え現場での職人との打ち合わせに時間を取られるようになりました。その工事もほぼ終了です。最初の現場打合せより半年が過ぎました。
7月27日 畳の防ダニシート入れ (2023年07月27日)
お客様からの希望で畳表替えと同時に防ダニシート加工を行いました。この防ダニシート入れ作業には2つの施工方法があります。1つ目は畳を敷き込む際に床板に防ダニシートを床全面に敷いてそこへ畳を敷く方法、2つ目は畳表替え作業時に畳表と畳床の間に入れる方法です。今回の施工方法は畳表と畳床の間に入れる方法を採用しました。ただこの施工方法だとお客様には見えませんので施工中の作業風景を撮り納品時に見て頂いております。
畳の上に敷物は禁物ですよ! 7月14日 (2023年07月14日)
長年畳の上にカーペットを敷き詰めてお部屋を利用していたお客様よりのご依頼で畳表を替えました。その際の様子を撮ってみましたので今後の参考になれば幸いです。
6月12日 イ草産地を訪れて (2023年06月13日)
イ草の刈り取り時期を前に熊本県八代市を訪問しました。さて、ここでイ草のウンチクを。畳表の主原料がイ草ですが年を追うごとその栽培面積が減少の途をたどり数年後には絶滅してしまうのではと危惧せざるありません。当店で使用する畳表は20年前より契約を結び安定供給を受けておりますのでしばらくの間は供給不安はありません。今回は特別企画としてイ草栽培の巨匠2人をお伺いし供給して頂けるようになりました。
5月17日 畳表の裏返し とは (2023年05月17日)
業界の常識が実は一般の方の非常識な事実。和室の無い新築住宅が増え続ける現代で畳に関する言葉も忘れられております。さて畳表の「裏返し」ってご存じでしょうか。それでは裏返しの意味を紐解いてみましょう。この畳表の裏返しとは今現在畳の表面についている畳表「ござ」と言う場合もありますがその表面の畳表を一旦取り外し、その裏側をめくるとまあ何と言うことでしょう真っ新な状態です。その真っ新な状態の裏面を今度はひっくり返してリユースし畳に作り返します。これを畳の裏返しと言うことです。それでは写真を交えてその全貌を披露いたします。残念ですがこれは動画ではありませんのでピアノのメロデイーは流れませんがその全貌をご覧いただきましょう。
大きな畳包丁で畳縁を剥がす作業から始まります。
匠の見事な包丁さばきで畳から畳へりが切り分けられますがまあ何と言う事でしょうその際に畳表にはキズ一つ付いておりません。
畳から畳表を完全に分離してその裏を見ると真っ新な状態です、それを返して畳に作り替える作業続きます
畳機器はまるで畳専用の巨大なミシンですね、その機器で畳を縫い完成させます。
全ての作業を終えて畳を敷き込んで完成です。
さあどうでしょうか、9年使われた畳は全く新しく生まれ変わりました。そこでは小さなお孫さんが寝ころびお爺ちゃんお祖母ちゃん達が楽しそうに過ごす様子が微笑ましいですね。
4月15日 ガラス磨き (2023年04月15日)
障子を張り替える際に気がかりな事が有ります。障子張り替えでお客様よりお預かりした障子戸、活発なお子さんの居るご家庭では障子戸の桟が折れていたり、またいつも決まった箇所へ手を掛けるのでしょうか手垢で汚れております。ガラスが入った雪見障子の場合は本来は透明なガラスが薄っすらと曇った状態に。さて、当店で対処出来る折れた桟は修理いたします、それが不可能場合は建具店に依頼しその際には修理費用が発生します。手垢汚れは時間を掛けて拭き取り、曇ったガラスは専用の道具で拭き取りいたします。さて、今回お預かりした障子戸はガラスの汚れが気になり拭き取り作業をプラスしました。勿論追加料金は発生しませんのでご安心下さい。
3月24日 葬祭場の畳表替え (2023年03月24日)
当店の商圏内に在る葬祭場、その1店の葬祭場の広間の畳表替えを致しました。施工日は友引の日と3週間前より決められておりました。畳総数27枚、朝引き取り午後4時納品と生産には少々厳しい時間設定でしたがお約束時間通り納品完了しました。畳を敷き終えるのを待って翌日の祭事の準備に取り掛かる職員の働く姿がきびきびとしておりました。尚使用した畳表は樹脂製、黒い喪服にイ草のささくれが付くのを気にされておりましたので天然イ草から工業系畳表を提案致しました。
3月11日 飲食店に畳を入れる (2023年03月11日)
昨年、とある飲食店の畳を入れ替えましたが今回はその畳のコーナーと隣接するベンチへ畳を入れました。畳の厚みの段差をオーナーが気にしいておりそこへ畳を入れフラットにするのが今回の目的でした。ベンチの部分に畳を入れ私自身で座り、カウンターに肘を下ろして「おーいいね」。使用した畳表は飲食店にお勧めの樹脂表を使用しました。
福島県 磐梯山の麓まで畳を納品 (2023年02月15日)
磐梯山、多くの方がご存じの名峰ですね。この磐梯山の麓の公営住宅へ畳、襖の納品です。幸いなことに天候は穏やかな日でしたが写真を撮ろうとしたが磐梯山方向が濃いガスに覆われスキー場が微かに見えるだけでした。今回納品したのは畳16.5帖、襖14本。踏み固められた雪に足元が不安定な中での作業でした。
2月8日 畳表(イ草)の産地を訪ねて (2023年02月08日)
3年振りにイ草の産地(熊本県八代市)を訪ねました。世界中を混乱に貶めたコロナウイルスの為にイ草産地の視察を3年間控えておりましたが終息の兆しが見えてまいりましたのでこの2月234の3日間産地視察を致しました。契約栽培農家では盛んに畳表の生産が行われており、その工房内にはイ草の良い香りが立ち込めておりました。当店の契約栽培農家より届く畳表の皆様への提供は春以降を予定しております。